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- 59日目(6月29日)|1092.0→1113.7miles
- 60日目(6月30日)|1113.7→1139.0miles
- 61日目(7月 1日)|1139.0→1163.4miles
- 62日目(7月 2日)|1163.4→1191.8miles
- 63日目(7月 3日)|1191.8→1210.4miles
- 64日目(7月 4日)|1210.4→1238.0miles
- 65日目(7月 5日)|1238.0→1268.6miles
- 66日目(7月 6日)|1268.6→1269.0miles
- 67日目(7月 7日)|1269.0→1290.3miles
- 68日目(7月 8日)|1290.3→1316.9miles
- 69日目(7月 9日)|1316.9→1335.0miles
- 70日目(7月10日)|1335.0→1368.3miles
- 71日目(7月11日)|1368.3→1397.9miles
- 72日目(7月12日)|1397.9→1412.4miles
- 73日目(7月13日)|1412.4→1433.8miles
- 74日目(7月14日)|1433.8→1465.0miles
- 75日目(7月15日)|1465.0→1497.5miles
- 76日目(7月16日)|1497.5→1502.3miles
- 77日目(7月17日)|休息日
59日目(6月29日)|1092.0→1113.7miles
「タホ・バレー」からUberを利用して「US Highway 50」に戻る。
「Echo Lake」は観光客でいっぱいだ。
「Echo Chalet」には食料や飲み物が売っているが、そこまで品揃えが良いわけではないので補給は町に下りた方が無難。
「Lower Echo Lake」の景色。
「Upper Echo Lake」と繋がっており、2つの湖をWater Taxiで行き来できるみたい。
ちょっと乗ってみたかった。
色々な湖があり、これまでの道中とは異なる景色だ。
60日目(6月30日)|1113.7→1139.0miles
途中「タホ・リム・トレイル」という「Lake Tahoe」を1周するトレイルと同じルートを歩く。
パシフィック・クレスト・トレイルは様々なトレイルを繋げて構成されている。
気持ちの良い稜線歩きが続く。
途中にある盾のような形をした岩。どうやって形成されたのだろうか?
写真中央が「Lake Tahoe」。琵琶湖の半分ぐらいとかなりのデカさ。
スキー場近くのキャンプサイトで就寝。
61日目(7月 1日)|1139.0→1163.4miles
スキー場を抜けていく。
稜線歩きがずっと続く。お気に入りの区間だ。
「Hwy 40 (Donner Pass)」に到着。
近くの「Donner Ski Ranch」で昼食をとる。
なんとパーミットを提示すると40オンス(約1リットル)のビールが無料でもらえる!
いつも通りハンバーガーを食べた。
空きっ腹にビールを飲んだせいで酔ってしまい、この後気が付いたらルートとは逆に歩いて「Hwy 40」にまた戻るというアクシデントが発生。
「Peter Grubb Hut」。トレイル上にある立派なキャビンだ。
施錠されているようだったので近くのキャンプサイトで就寝。
62日目(7月 2日)|1163.4→1191.8miles
この日は全然写真を撮っておらず語ることが無い。
1184.8miles 一旦山を下り、道路を歩く。
道路に下りても直ぐに登り直し。
63日目(7月 3日)|1191.8→1210.4miles
1196.1miles「Love Falls Bridge」が壊れていて迂回が必要なようだが、FarOutのコメントを見る限り通行できそうなので向かってみる。
中央付近が壊れてはいるが慎重に歩けば通過可能だ。
「Hwy 49」に下り、補給とベアキャニスターを手放すため「シエラ・シティ」に向かう。
この先のラッセン国立公園内で一晩過ごす場合はベアキャニスターが必要だが、一日で通り抜けるので問題ない。
実家を頼りたくないのでゴール付近の最後の町「マザマ」のアウトドアショップ「Goat’s Beard Mountain Supplies」に送る。
ラベルのFromに日本の住所、Toに送り先の住所を書いてベアキャニスターに直接貼り付けた。
「Goat’s Beard Mountain Supplies」での受け取りには10ドル掛かる。
「Sierra Country Store」で補給を済ませた。品揃えは悪くないが大容量のミックスナッツが売っていないので困った。ナッツ類とM&Mチョコレートを混ぜて自作したので割高に。
出発前に「Red Moose Cafe & Inn」で朝食を食べた。
ビールとブリトーを頂く。初めてブリトーを食べたが中々旨い。
トレイルへの戻りは親切な男性が声をかけてくれて車で送ってくれた。
出発後は一気に登って眼下に「シエラ・シティ」が見えた。
トレイルマジックだ! 冷えたペプシをゲット。暑いのでありがたい。
64日目(7月 4日)|1210.4→1238.0miles
毎日雲一つない天気だが、標高が高いところにはまだまだ雪が残っている。
こぶし大の綿毛。タンポポにしてはデカすぎるが何の綿毛だろうか?
65日目(7月 5日)|1238.0→1268.6miles
1245.6~1248.2milesぐらいまでは道が崩れたのかルートが不明瞭だったため、近くのダートロードを歩いた方が無難。
道が分からなくなり、途中から崖を下りてダートロードに下りた。
1250.8miles「Middle Fork Feather River」に架かる立派な橋を渡る。
橋からの景色。暑いので川に浸かるハイカーを横目に水分補給と昼食を取った。
またハイカーボックスだ! と思ったら中身は本。読めないし重いので流石にいらない。
たまに休憩中に本を読んでいるハイカーを見かけたので利用している人はいるのかもしれない。
1264.6miles「Big Creek Road」に到着。
左側に向かえば観光地の「Bucks Lake」、右側に向かえば「クインシー」という町まで下りて補給することができるが、平日の17時過ぎということもあり車が全然通らなかった。
7km程先にある「Bucks Lake Road」からも「クインシー」に向かえるため、「Bucks Lake Road」の近くで就寝。
66日目(7月 6日)|1268.6→1269.0miles
他のハイカー達が呼んでいたトレイルエンジェルの車に乗せてもらい、「Bucks Lake Road」から「クインシー」に下りる。
チェックインまで時間があるので洗濯を済ませて、「Rich Bar Taproom」で食事。
シカゴドッグとマカロニ&チーズを注文。ビールとよく合って旨い!
「クインシー」は宿代が高いので、隣町の「イースト・クインシー」にバスで移動。
「Ranchito Motel」に宿泊。
ここの宿がアメリカ滞在中に唯一クレカ番号を紙で書かされた。
部屋に不満は無いが、何だか信用できない宿だったので帰国後にクレカを再発行した。
宿近くの人気ハンバーガーショップ「The Polka Dot」。ハンバーガーは旨いがオニオンリングはべちゃべちゃで美味しくなかった。
67日目(7月 7日)|1269.0→1290.3miles
「クインシー」からヒッチハイクで「Bucks Lake Road」に戻る。日本人の奥さんがいるというドイツ人男性が拾ってくれた。
アメリカ滞在中、一度も「Are you Chinese?」と聞かれたことはなく「Are you Japanese?」と聞かれることが多かった。アジア人の顔をどうやって判別しているのかは謎のままである。
途中車を止めてくれて「Spanish Peak」を撮影。この後、この山の裏側を歩いていく。
道中、この周辺で2021年に発生した大規模な山火事「Dixie Fire」について色々教えてもらった。
トレイルに復帰。「奥さんに写真を見せたい」ということで一緒に写真を撮影。
先程の「Spanish Peak」の裏側を歩いていく。
久しぶりに線路を渡る。
小さな町「ベルデン」にて食事。前日まで音楽祭をやっていたようで多くの人で賑わっていた。
売店もあるがそれほど品揃えは良くないし値段も高い。
橋を渡って「ベルデン」の町並みを撮影。数件しか建物が無いので町というには小さすぎるが一応町のようだ。
金採掘で鉱石を砕くための機械。ゴールドラッシュ時代に使用されていたようだ。
ルートから外れたキャンプサイトには立派な椅子が用意されていた。中々の力作に感心する。
座り心地も良かった。
68日目(7月 8日)|1290.3→1316.9miles
鹿の後を追い森の中を進む。
「Dixie Fire」の影響か木々はこのありさま。
鹿の親子。多くの木々は焼けていたが動物たちは元気そうだ。
69日目(7月 9日)|1316.9→1335.0miles
1332.4miles「Hwy 36」に到着。
ここから「チェスター」までバスが出ているが事前に電話連絡が必要。
ろくに英語が喋れない私にとって電話は難易度が高いのでヒッチハイクで「チェスター」に向かう。
日本の友人からのリクエスト「アメリカのピザが見たい」ということでピザのチェーン店「Pizza Factory」に行く。
Sサイズで10インチ(25センチ)なので日本だとMサイズぐらい。もちろん旨い。
「チェスター」から「Hwy 36」まではバスに乗ってルートに復帰。
「Hwy 36」から乗車する場合のみ電話連絡が必要となる。
(もしくは「Hwy 36」で下りるハイカーが乗車していれば連絡しなくても乗れる。)
70日目(7月10日)|1335.0→1368.3miles
ラッセン火山国立公園の「Boiling Springs Lake」。硫黄の匂いが漂う地熱湖だ
19時25分でこの明るさ。日が落ちるのは21時ぐらいなのでヘッドライトを使う機会はほとんどない。
「STAND UP」。たまに励ましの言葉が木に打ち込まれている。
71日目(7月11日)|1368.3→1397.9miles
スマホに高温注意報の通知が来るほど暑い。
朝食を食べるため1378.4miles「State Highway 44」から「オールド・ステーション」へ向かう。
「JJ’s Cafe」でブリトーを食べる。私は気に入ったら同じものを食べ続けるタイプの人間だ。
とはいえブリトーは基本的に朝食メニューなのでこの後もハンバーガーばかりになるだろう。
ルートに復帰して進んでいると展望台を見つけた。
遥か彼方まで続く道路が見える。
展望台を下りたところでトレイルエンジェル「Big Foot」からパイやリンゴを頂く。
「ケネディ・メドーズ(南)」以来のPCTA公式のトレイルレジスター。何故ここに設置されているのかは分からない。
レアなPCTの道標。PCTの文字と共に方向まで示している知的な道標だ。
1394.6miles「Cache 22 Water Tank」で水を補給するつもりだったが、タンクから水が出ない!
放牧された牛が浸かっている汚い池の水を除いて次の水場まで15キロ程歩く必要があるので、今日は休んで明日は涼しい朝早くから行動することで水の消費を抑える作戦を立てた。
FarOutのコメントにこの池のことを「CDT Water」と書いてあったのには笑ってしまった。
コンチネンタル・ディバイド・トレイルの過酷さが伝わってくる。
72日目(7月12日)|1397.9→1412.4miles
5時半ぐらいから行動開始。もっと早起きしたかったが朝に弱い。
トレイルからはバーニー山が見えた。
1404.2miles「Cassel Fall River Road」を横切る。ビッグフットの足跡かってぐらい歩幅が広い。
水だ! 目的の水場まであと1時間以上歩く必要があるが、残り500mlも無かったので非常に助かった。
発電所の横を抜けていく。
1412.4miles「State Highway 299」から補給のため「バーニー」に向かう。
ヒッチハイクで乗せてくれた女性から「教会に行くの?」と尋ねられた。
何のことだか分からなかったが、どうやら教会ではシャワーや洗濯機が利用できるようだ。
既に宿を予約していたので私は立ち寄らなかったが。
チェックインまで時間があったので中華料理屋「Dragon Palace」に向かう。料理名は忘れてしまったが、かた焼きそばと青島ビールを頂く。安くてボリューム満点だ。
日本の中華料理屋で1本550円ぐらいで飲める青島ビールはアメリカでは1本7ドル(当時で1,100円)と驚きの値段。値段も聞かずに2本注文したことに後悔してしまう。
「Charm Motel & Suites」に宿泊。
73日目(7月13日)|1412.4→1433.8miles
ヒッチハイクでトレイルに復帰。
暑いので休憩がてらルートを外れて「Burney Falls General Store」に向かう。
歩いても滅多に他のハイカーと出会わないが、ストアでは大量のハイカーが日陰で涼んでいた。
行動食については品揃えが良く、ハイカーボックスもエナジーバーなどが充実していた。
立派なダムの上に架かる橋を通過していく。日本で一時期ダムカードを収集していたのでテンションが上がる。
74日目(7月14日)|1433.8→1465.0miles
遠くにシャスタ山が見える。富士山のような綺麗な山がアメリカにはゴロゴロあるんだなと思わされる。
トレイルマジック! アンモボックス(弾薬箱)にエナジーバーが入っていた。
歩いていて度々コンコン音がするなーと思っていたらキツツキの仕業だった。
75日目(7月15日)|1465.0→1497.5miles
本日もアンモボックス。中には薬やシップなど医療品が入っていた。
シャスタ山にだいぶ近付いてきた。
昨日までは独立峰かと思っていたが後ろにも山があった。名前をシャスティーナというそうだ。
76日目(7月16日)|1497.5→1502.3miles
1500miles! やっとゴールに近付いてきたなと感じる距離だ。
一度山を下りたら道路を歩いて線路を渡る。
1502.3miles「I-5 & Soda Creek Road」にてトレイル封鎖の看板を発見。
迂回路が用意されているが、その先のエレナ山周辺で発生中の山火事「Shelly fire」、さらにこの日にオレゴン州との州境での「Donomore Fire」が発生したため、1502~1719milesの区間をスキップすることを決意。
「I-5 & Soda Creek Road」からバスに乗り「マウント・シェスタ」にて下車。
前日に見付けてメールで予約連絡していた「マクラウド」の宿に向かう前に洗濯と食事を済ませる。
「Pipeline Craft Taps & Kitchen」で食事。
ハンバーガーとシュリンプ・セビーチェを頂く。ビールの種類も豊富で定員さんも美人揃いだ。
「マクラウド」の宿「Stoney Brook Inn Bed & Breakfast」に向かいたいが前日に連絡していたメールに返事がないので、覚悟を決めて初の英語による予約確認の電話をすることに。
実はこの宿は日本人女性のヒロミさんがオーナーの宿。電話していて相手が日本人だなと感じたので「日本語で話しても良いか」を英語で確認したら爆笑されたのを覚えている。
豪華な朝食付きで1人1泊85ドル+tax。この周辺ではかなり安い。
私の調べた限り、ここに対抗できるのは「ウィード」のMotel6ぐらいだろう。
とはいえ、久しぶりに日本食が食べれるかもという甘い期待がある以上、この宿を選択するに決まっている。
77日目(7月17日)|休息日
写真左が朝食。旨いしデザートまで付いてくる。
朝食後、まだ食べるか聞かれたので食べたいと答えたら、ヒロミさんの昼食にする予定だったサンドとおにぎりを頂けた。久しぶりに梅干し入りのおにぎりが食べられて非常に嬉しかった。
私以外にも日本人観光客が泊まっていたが、PCTハイカーとして泊まりに来た日本人は私が初めてだったそうだ。
「マクラウド」からもシェスタ山が綺麗に見える。
宿の隣にはかわいい教会があり、小さい町ながら博物館もありコーリス蒸気エンジンが鎮座している。
町唯一のスーパー「McCloud Market」の品揃えはそこそこといった感じ。
値段は「マウント・シェスタ」のスーパーより高かったので「マクラウド」に移動する前に購入した方が良いだろう。
缶ビールの種類は豊富なのとペパロニが美味しかったので泊まっている間は毎日購入していた。
また、町にはコインランドリーが無いので、こちらも「マウント・シェスタ」で済ませた方が良い。
近所の「Axe & Rose Public House」で夕食。ボルケーノバーガーを食べた。
地ビールが飲めて食事もボリューム満点だ。