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21日目(5月22日)|488.2→517.6miles
500マイル(804.6km) 地点通過!
ウォータータンクから水を汲む。表面に油みたいなのが浮いているが気になるが、水は良く冷えていて旨い。
本日の宿泊地「Hikertown」の案内看板。近いと思ったらここから2時間ぐらい歩いた。
「Hikertown」到着。今日と前日はイベントが行われていたためコテージやキャンプサイトは無料!
飲料水ブランド「Arrowhead」の帽子などが売っていたみたいだが、17時と到着が遅かったため片付け中だった。
キャンプサイト利用のため、オーナーの男性に話しかけると腹減っているか?とあれこれ料理を出してくれた。イチゴが福岡の「あまおう」みたいにデカくて甘いのが最高だった。
裏手にあるキャンプサイトは強風のため建物前が人気。取れなかった場合はカーボーイキャンプが無難。
22日目(5月23日)|517.6→547.0miles
出発前にコーヒーとチョコパイを頂く。猫や犬もいて癒される。
PCTといえばこれ! 長々と続く水道管沿いをひたすら歩いていく。
水道管エリアを抜けると大量の風力発電機がお出迎え。
泊まる予定だったテント場には既にハイカーがいたため、ルートから少し外れた山頂で宿泊。
テント設営時は風が無かったが、深夜2時ごろから1時間ほどテントが倒れるほどの爆風が吹いていたため安眠できず。近くに大量の風力発電機がある理由をもう少し考えるべきだった…。
23日目(5月24日)|547.0→558.5miles
爆風によりダイニーマ製のテントが破れる。とりあえず手持ちのダクトテープで補修。
ガンガン下っていき「Tehachapi Willow Spring Road」が見えてきた。
この道路は補給ポイントの「テハチャピ」と「モハーベ」に繋がる。どちらの町に行くかはハイカー次第だが私はいつものMotel 6がある「モハーベ」を選択。
ヒッチハイクで向かおうとするが既にいたハイカーが40分以上車が捕まらないと嘆いていたのでUberを呼んで運賃20ドルを彼と折半した。
チェックインまで時間があったのでThe Workzでハンバーガーを食べる。ポテトがしょっぱい!
Motel 6到着。シャワールームがやたら汚かった。モハーベには空港近くにももう一店舗あるのでそちらの方が良かったかも。
以前からスーパーで見かけて気になっていたローストチキンを購入。大体どの店も9ドルぐらいで売っているのでお得。(ちなみにThe Workzのハンバーガーセットは15.53ドル)
流石にデカいので半分食べて残りは翌日の朝食に。
破れたテントの補修に日本から持参したダクトテープを使い切ってしまった。
スーパーで探したがデカいダクトテープしか売っていなかった。
早急にハイカーボックスへ投げ込みたい。
24日目(5月25日)|25日目(5月26日)|休息日
歩き始めて初めてのゼロデイを2日間取得。
26日目(5月27日)|558.5→583.3miles
ヒッチハイクは時間がかかりそうなのでUberを利用してルート復帰。
木が全然生えておらず日陰が無いので激暑。日傘を指して歩いていく。
FarOutの南カリフォルニア区間のゴール地点「キャメロン」に到着。
ここでは3人のドライバーから町まで乗っていくか?と連続して聞かれた。
「Tehachapi Willow Spring Road」から町へ行くより、ここから町へ向かった方が良かったかも。
少し歩くとハイカーボックスが! 非常にありがたいが気温が高いのでゲータレードが温い。
袋麺に飽きたため、主食をトルティーヤに変更。
ピーナッツバターを塗ってドライフルーツをのせただけ。美味しいが一食に4、5枚食べるため、作るのが面倒なのとトルティーヤがポロポロと崩れてしまうため以降リピートはしなかった。
27日目(5月28日)|583.3→617.1miles
突然トレイル上に現れる「神の十戒」の看板。何故こんなところに?
ひたすら乾燥地帯を歩いていく。
風が強いので無理にテントを張らずカーボーイキャンプ。
満天の星空を眺めながら寝られるのがカーボーイキャンプの醍醐味。
28日目(5月29日)|617.1→652.5miles
日陰の無いモハーベ砂漠を歩くため、早起きして涼しい内から行動を開始する。
ここで水を5リットルほど担いだが、途中の「Bird Spring Pass」にウォーターボトルがあったため5リットル担ぐ必要はなかった。
生えている木といえばジョシュア・ツリーぐらい。
632miles地点「Bird Spring Pass」で水分補給。
ウォーカー・パス・キャンプグランドにて就寝。
29日目(5月30日)|30日目(5月31日)|休息日
丁度ウォーカー・パス・キャンプグランドに来ていたトレイルエンジェルにお願いして「リッジクレスト」まで送ってもらう。
町には博物館がいくつかあり、近くの公園などにも展示物がある。
モーテル「A Nights Inn」に宿泊。立派なベッドだ。
インスタントコーヒーに付属のマドラーに必要分のダクトテープを巻き付けた。
これでデカいダクトテープはハイカーボックスへ投げ込める。
アメリカで最も気に入ったお菓子ドリトス・ダイナマイトのチリレモン風味。辛みと酸味のバランスが絶妙で非常に旨い。チリレモン風味を考えた人天才か?日本でも是非売ってほしい。
31日目(6月 1日)|652.5→674.8miles
ヒッチハイクにて日本にも住んでいたという軍人さん3人組の車に乗せてもらい、ウォーカー・パス・キャンプグランドに戻る。
2週間前には雪山を歩いていたとは思えない景色が広がる。
この日もカーボーイキャンプ。夕日を眺めながら夕食を食べる。
この日から食事がオートミールとトレイルミックス、ピーナッツバターを混ぜたものを水に浸すだけのコールドソーク調理に変わる。
容器は海外のULハイカーがよく使うアイス「talenti」のものを使用。
袋麺に比べると重くなるが火を使わずに美味しく食べられる点が気に入った。
32日目(6月 2日)|674.8→702.8miles
誰かが立てたとしか思えないような巨大な岩が立っていた。
シエラの玄関口「ケネディ・メドーズ(南)」のGeneral Storeに到着。
到着すると店の外で休んでいる人達、食事をしている人達が拍手で迎えてくれたのは非常に嬉しかった。
ケネディ・メドーズは南と北に一つずつあり、南はKMS(Kennedy Meadows South)、北はKMN(Kennedy Meadows North)と呼ばれている。
看板猫。大人しく撫でても全然嫌がらない可愛いやつ。
General Store前に「2Foot Adventures」の出張店が来ていた。
「2Foot Adventures」にとんでもなくド派手なランニングショーツが売っていたので即購入。
「Runnning Funky」のショーツ。
無料のシャトルバスで「GRUMPY BEAR’S RETREAT」に向かいたかったが、多くのハイカーが乗り込んで乗れなかったため、General Storeの無料キャンプサイトで宿泊。
33日目(6月 3日)|休息日
10時の便で「GRUMPY BEAR’S RETREAT」へ。無料のキャンプサイト、シャワーがある。
朝からビールは最高だぜ!
食事後ベアキャニスター受取のため台帳に名前を記載。
その後「Triple Crown Outfitters」へ買い物に向かう。
「Triple Crown Outfitters」で買い物をすると無料のバンダナが貰える。
これが欲しかったため近くの「GRUMPY BEAR’S RETREAT」にベアキャニスターを送った。
レストランが忙しく16時ごろにやっとベアキャニスターを受け取れた。
軽スパイクの緩衝材として入れていたポテトチップス。久しぶりに日本の味を堪能した。
受取が遅くなり「General Store」へ戻れなくなったため「GRUMPY BEAR’S RETREAT」のテントサイトに宿泊。
翌日からいよいよ難所であるシエラへと向かっていく…。
シエラ編①へつづく