Tips

Pacific Crest Trail 2024|準備編①

Tips

スポンサーリンク
スポンサーリンク

はじめに

2024年にアメリカの3大ロングトレイルの1つ、パシフィック・クレスト・トレイル(4,265km) のNOBO(北向き)に挑戦するため準備を進めています。
歩くためには許可証やB2ビザ等が必要となりますので、取得方法について備忘として残していきます。

今回はその中の「PCT長距離許可」と「カリフォルニア州消防許可」の申請が完了したので取得方法についてまとめました。
申請はどちらも無料でインターネットより行えます。

PCT長距離許可とは

PCT沿いには、国立公園や自然保護区など33か所で通行や分散キャンプ(指定されたキャンプ場以外でのキャンプ)の許可システムが導入されています。
それらへの各申請を簡略化したものが「PCT長距離許可」です。

「PCT長距離許可」は、NOBOの場合、3⽉1⽇~5⽉31⽇までの⽇付ごとに50名に制限されおり、連続500マイル以上の旅行を希望する人が申請可能です。
50名の内、35名分の申請を1回目の許可解禁日、残り15名分を2回目の許可解禁日で受け付けています。

ちなみに「PCT長距離許可」はPCTを歩くうえで必須ではありません。
かなり大変と思いますが、各許可システムに対して現地やインターネットで申請・許可を得る場合には不要です。(local permit と呼ばれています)
500マイル未満の旅行を希望する人も歩く場所次第で local permit を取得することになります。

参考リンク

PCTA – Local permit areas on the Pacific Crest Trail
Triplec Cown Outfitters – pct-local-permits

申請可能期間

2024年に歩く際の申請可能期間は以下の通りでした。※太平洋時間(PST)

2023年10月24日午前10時30分(PST)~11月3日午後5時(PST) :事前登録期間(1回目)
2023年11月14日(PST):許可解禁日(1回目)
2023年11月15日午前10時30分(PST)~12月21日午後3時(PST):事前登録期間(2回目)
2024年1月10日(PST) :許可解禁日(2回目)

日本との時間は17時間ですので日本時間(JST)に置き換えると以下の通りです。

2023年10月25日午前3時30分(JST)~11月4日午前10時(JST):事前登録期間(1回目)
2023年11月15日(JST):許可解禁日(1回目)
2023年11月16日午前3時30分(JST)~12月22日午前8時(JST):事前登録期間(2回目)
2024年1月11日(JST) :許可解禁日(2回目)

申請可能期間はメルマガ会員に登録しておくと事前にメールが来ますので、歩く予定の方は登録しておくことをおすすめします。

参考リンク

Pacific Crest Trail Association

申請方法

①事前登録
許可解除日に申請するには事前登録を済ませる必要があります。
許可解除日に事前登録はできませんので注意してください。

事前登録期間になったら以下リンクの「Resister」より登録を進めます。

案内に従って、氏名や住所、寄付金(任意)などを入力するとポータルサイトに遷移しますので、「Learning」の動画およびドキュメントの学習を完了すると事前登録は完了です。
ドキュメントはGoogle翻訳に投げ込んで翻訳させました。

私はボッチなので不要ですが、パートナーと歩く場合は事前登録の段階で「Traveling with a Partner」にてパートナーとリンクしておくと同日に申請できるようです。

②許可申請
許可解除日の前日にメールにてログイン可能時刻が届きます。
ログイン可能時刻は1回目の許可解除日の場合、午前3時30分~午前8時(JST)の時間帯で1秒ごとにランダムな時刻が割り当てられます。

昔みたいにログイン戦争となることはありませんが、運が悪いとログインした時には希望日が埋まっている場合があります。お祈りしましょう。

割り当てられた午前6時(JST)にログインした時には人気の4月はほぼ埋まっていた。

ポータルサイトにログイン後、[New Application]ボタンより申請を行います。
2024年度の入力項目は以下の通りです。(寄付金以外は選択式)
20分以内に完了させる必要があるため事前に準備しておきましょう。

・スタート地点(南の起点からスタートするなら「mi.0 – Mexican border near Campo」)
・ゴール地点(北の終点でゴールするなら「mi.2650 – Canadian border」)
・スタート日
・ゴール予定日
・移動方法(歩きか乗馬等)
・18歳未満の子供と一緒か
・寄付金

この後のB2ビザの申請用に行程表を作るうえで、旅行期間が長すぎたり短すぎたりすると帳尻を合わせるのが大変なので、その辺も踏まえてゴール予定日を設定する必要があります。
踏破者の旅行期間を調べると平均152日(2012年度)だそうで、B2ビザの滞在可能期間180日を超えることが無いようにしましょう。

また、スタート日に関してですが、バスを乗り継いでスタート地点の南ターミナルへ向かう予定の人は平日のみしか運行していない点に注意してください。
南ターミナルへのアクセス方法はPCTAにまとめられていますのでこちらを参考に。

許可証の印刷が可能になるのはスタート日の3週間前からです。
忘れずに印刷およびローカルへ保存しておきましょう。
(ただし許可証として有効なのは印刷して直筆サインをしたものだけ)

カリフォルニア州消防許可とは

カリフォルニア州でガスストーブの使用やたき火を行う場合、事前に火の取り扱いについて学習し、許可証を発行する必要があります。
無料で取得も簡単なので、ストーブ類を使う予定がない人でも申請はしておいた方が良いでしょう。

参考リンク

PCTA – California Fire Permit

下記リンクの「GET YOUR CAMPFIRE PERMIT」より選択式クイズに正解すると申請できます。
有効期限は発行日~12月31日までです。そのため、歩く年になってから取得しましょう。

申請後メールでPDFが送られてきますので、こちらも印刷およびローカルへ保存しておきましょう。

以上!